お知らせ

公共政策学科

公共政策学科卒業生も登壇、南高愛隣会から学ぶ共生社会のかたち

11月25日、「市民参加論」(担当:石田聖准教授)にて、社会福祉法人南高愛隣会のみなさんをお迎えし、多面的な福祉の実践と地域共生のあり方について学ぶ時間となりました。

講義では、本学公共政策学科第1期生であり、現在は同法人で生活支援に携わる構美月さんに登壇いただきました。法人の理念である「生きる誇りへの、挑戦。」に込められた思いや、生活支援・居住支援から司法福祉に至るまで、多岐にわたる支援体系について紹介いただきました。

大学卒業後も専門学校で学び、国家資格を取得。実践の現場で真摯に利用者と向き合う構さんの姿に、後輩である学生たちからは「学び続ける姿勢に刺激を受けた」といった声が多く寄せられました。
公共政策学科卒業生・構さんによる事業紹介

続いて、Farm Unzenホースセラピー研究センター所長の絢野那陳様、スタッフの田作一樹様より、障がい者福祉と馬介在療育の科学的アプローチ、そして“One Welfare”という視点が紹介されました。
馬の行動解析やGPSデータをもとにした実証研究に、学生たちは強い関心と新鮮さを感じた様子で、「競馬以外の馬の社会的役割を知った」「動物福祉と人の福祉がつながっていることを学んだ」といった声が寄せられました。

最後に、同法人でアート・ディレクターを務める徳永玲子様より、アール・ブリュット活動が紹介されました。
アール・ブリュット(Art Brut)は、フランス語で「生の芸術」を意味します。正規の美術教育を受けていない人による「描かずにいられない」という衝動や日常の行為から生まれる産物を、芸術性の高い表現として評価する概念です。
同法人では、障がい者のアート活動を社会的価値のある表現として捉え、支援から展示企画、さらには権利擁護まで一体的に取り組んでいます。徳永様による「支援=保護ではなく、表現の自由を保障すること」という力強い視点は、学生たちに深い感銘を与えていました。

今回の授業では、卒業生の活躍とともに、生活支援・就労支援・動物介在療育・アートという異なる領域が横断的に提示されたことで、福祉が“制度”や“支援”だけに限定されるものではなく、「人が地域で、自分らしく生きることを支える営み」であることを強く実感する時間となりました。

一覧に戻る