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公共政策学科

公共政策学科「危機管理論」で雲仙岳災害記念館館長にご講義いただきました!

2026年1月20日、公共政策学科の黒木誉之教授の講義「危機管理論」では、雲仙岳災害記念館の館長・杉本伸一様をお招きし、「普賢岳噴火災害への対応と復興」をテーマにご講義いただきました。

1990年11月17日、198年ぶりに雲仙・普賢岳は噴火活動を再開しました。1991年6月3日に発生した火砕流では、死者・行方不明者43人の被害をもたらしました。その後も、噴火活動は長期化し、土石流や火砕流等により甚大な被害をもたらしました。
一方、昨年の11月17日で35年が経過しました。つまり、長崎県で語り継がれるこの災害も、受講している学生たちにとっては生まれる前の出来事になりました。

このようなことを踏まえ今回の講義では、ご自身の体験談を交えながら、

  1. 雲仙普賢岳の危機管理
  2. 復興に向けて
  3. ジオパークと防災
  4. コミュニティと防災

などについて、ご講義いただきました。その過程で、災害時は公務員も同じ被災者であっても周囲はそのように見てくれない厳しさなどについてもお話しいただきました。

受講生の中には災害・防災を卒業論文のテーマに取り組んでいる学生や、公務員を目指す学生も多く、学生たちとって非常に有意義な時間になりました。

講師の杉本様には、この場をお借りし改めて御礼申し上げます。誠にありがとうございました。

講義に関する学生の感想

「土石流」などの単語自体は以前から知っており、内容についても分かっているつもりでしたが、動画で災害当時の様子を拝見し、自分の知識の浅さを理解させられたように思います。私は母が幼少の頃に普賢岳の噴火に立ち会っていたこともあり、災害当時の話を聴く機会が何度かあったのですが、今回被害の様子や、火砕流などの噴火に関わる災害のことについて聴いていると、自分の災害知識や防災意識はまだまだ希薄だったのだと痛感しました。また、私は講義後半の「これから求められる防災」というスライドにあった「災害ごときで人が死なない」という言葉が特に印象に残りました。災害というものはなかなか避けられるものではなく、規模も大きいことから、人が亡くなってしまうことに対して一種の諦めのような感情が心のどこかにありました。ですが、そうではなく、過去を最大限に生かして学び、日頃から命を守るための備えを用意すべきだといった内容はこれからも忘れないでいたいですし、自分の今後の行動にも反映させていきたいと思いました。(公共政策学科3年生)

今回の講義では、雲仙普賢岳噴火災害への対応と復興について、当時の自治体職員がどのような状況に置かれ、どのような対応を行ってきたのかを詳しく伺った。噴火災害は、地震や豪雨災害と比べて発生頻度が低く、火山のない地域では対策を考える機会も少ない。そのため、私自身、噴火災害について深く理解できていなかった。しかし、普賢岳の噴火では大規模な火砕流が発生し、想像以上に甚大な被害が生じたという話を聞き、どの地域においても自主防災組織を整備しておくことの重要性を強く感じた。また、災害時には自治体職員が住民対応に追われ、自身も被災者である場合が多い中で、地域のために業務を続けなければならないという大きな負担があることを学んだ。私は公務員志望であるため、災害発生時に家族のもとに駆けつけられない可能性があることも想定し、家族全員が無事でいられるよう、日頃から話し合いを行い、事前に対策を講じておくことの重要性を改めて認識した。(公共政策学科3年生)

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