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公共政策学科

日本環境教育学会支部大会にて、社会人院生が西海市雪浦における環境教育を提案

本学大学院、地域創生研究科(地域社会マネジメント専攻・国境離島文化振興コース)の社会人大学院生である中村茂(指導教員:石田聖)さんが、西海市雪浦地区で開催された日本環境教育学会九州支部において、「西海市雪浦地区における外来種コブハクチョウ及び希少鳥類ヤイロチョウの環境教育ツールとしての検討」と題した研究発表を行いました。

雪浦地区は、西海市と長崎市の間に位置し、河川流域の自然やアオモジの天然林、江戸時代から続く猪垣などが残る自然豊かな地域です。学会初日のエクスカーションでは、江戸時代から残る猪垣を巡り、真光寺の見学、川添酢造で地域産業、地域振興についての講話を聞きました。本研究では、この地域に定着している外来種コブハクチョウと、絶滅危惧種である希少鳥類ヤイロチョウという二つの鳥類に着目し、それらを地域の環境教育資源として活用する可能性を検討しました。

研究では、コブハクチョウの生息状況を把握するため、鳥類標識調査(バンディング)を実施し、個体の行動や個体群の状況の把握を試みました。現在のところ深刻な農業被害は確認されていないものの、個体数が増加した場合には地域への影響が懸念されることから、継続的な観察と管理の必要性が指摘されています。一方、ヤイロチョウは雪浦の豊かな森林環境を象徴する希少種であり、生物多様性の重要性を伝える象徴的な存在です。

2日目の研究報告では、外来種管理と希少種保全という二つの視点を組み合わせることで、地域の自然と人との関わりを学ぶ新たな環境教育の可能性を提案しました。地域住民と研究者が協働して生物多様性の保全と地域づくりを進めていく重要性を示す報告会となりました。

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