公共政策学科実践経済学科
「地域創造概論」中小企業診断士の木下秀鷹氏による「離島のブランディング」特別講義を開催!

2026年5月29日、地域創造学部の1年生を対象とした「地域創造概論」にて、特別講義が開催されました。講師には、地方のブランディングを専門とする中小企業診断士の木下秀鷹氏をお招きし、「地域商品の開発及びブランド化について」をテーマにお話しいただきました。東京での広告・メディア業界を経て現職に就かれた木下氏は、長崎県の「長崎五島 ごと」の事例をもとに、離島のブランディング戦略について分かりやすく解説してくださいました。
講義ではまず、離島の商品がなぜ全国的に知名度を上げることができたのか、その具体的なアプローチが明かされました。「長崎五島 ごと」の全国的人気商品「ごと芋」は、もともと地元島民に愛されていましたが、高齢化や人口減少により売り上げが低迷していました。そこで、木下氏によるブランディングと社員による企業改革を行い、ネット販売やSNSを積極的に活用したことで、全国に新しい顧客層を確保することができたそうです。
具体的な改革のプロセスとして、まずは市場アンケートを実施し、ターゲット層のニーズを徹底的にリサーチ。その結果をもとに、パッケージや商品形態を刷新したほか、賞味期限を延ばす加工技術を取り入れることで、離島から離れた場所でも手に取りやすい仕組みを整えたことが紹介されました。さらに、全国的な認知度を向上させるため、プロのカメラマンによる質の高い写真と目を引くタイトルを用いたプレスリリースを発信。SNS運用においては、ターゲットごとに媒体を使い分け、特にInstagramでは「中の人」の親しみやすさが伝わるビジュアル重視の投稿を行い、発信後はフォロワー数や閲覧数などの数値を徹底的に分析・比較したそうです。
最後に学生からの活発な質疑応答を経て、木下氏は「離島というフィールドにおいて『当社力(自社ならではの強み)』を上げることが、離島におけるブランディングにおいて何よりも大切である」と締めくくられました。
地域創造を学ぶ1年生にとって、離島におけるブランディングの最前線と、そのために必要な行動力を学ぶ貴重な機会となりました。講師を務めてくださった中小企業診断士の木下秀鷹氏に、心より感謝申し上げます。